僕は酒を飲まない。
思うところがあるので書いておく。
僕は酒を飲まない。本当に嫌なことがあったりなど、最後の手段として一人酒を飲むことはあっても、それは1年にあるかないかのぐらいのもので、それぐらい酒を飲まない。少なくとも人前ではまず飲まない。
理由は複数ある。
運転するから。
まあこれは分かりやすいですよね。運転するんです。おバイクを。都内の移動をかなりおバイクに依存しているので、そもそも飲めないわけです。これがまず法的な理由。
そもそも酒を欲するという欲求を持てないから。
これは身体的なものもあるけど、コーラとビールがあったらコーラを選ぶ。仮に無人島に放置されて、飲料がビールだけしかないってなっても、多分水の代わりに酒を飲もうとは思わない。水を蒸留することを考える。その程度に僕は酒に対する欲求がない。これがそもそも飲まない理由。
パフォーマンスが落ちるから。
僕は自分がそもそもそれほど優秀でない強い自覚がある。だからこそ自分のパフォーマンスが落ちかねない行為に対しては非常に罪悪感であったり嫌悪感を感じる。酒は飲むと効率が上がるという人もまあいるんだろうけど、少なくとも道路交通法で禁じられている根拠の通り注意力は散漫になるし、眠くもなるので飲みたくない。自らの性能を落とすような行為をしたくない。これが飲むことを拒む理由。
これらの理由により、僕は酒を飲まない。飲んでいる時は半ば自虐であり、同時にアルコールの特性を利用して物事を考えることを放棄する時に使うのみだ。
代わりに会得したのは、酔っ払いと間違えられる自分で、その実極めてシラフであるというちょっと有利だと思う状態だ。改めて言おう。いろんなイベントで見える私は酒に酔っているように見えるかもしれないが、私はコーラとジンジャエールのみでそのテンションを保っている。
勘違いして欲しくないのは、酒を飲むということを否定しているわけではない。楽しく飲める人たちがある意味うらやましいとすら思っている。だが、世の中にはこういう考え方と理由で飲まない人間がいるということを知っておいてほしい。
SPAJAM2015の成果物の思考プロセスと雑感
この記事は決勝の結果発表前の朝から、その発表会場に着くまでの間に殆どを書いている。 結果はすでに多数のメディアで出ている通りであり、我々はファイナリスト賞である。
今回作ったものについては、テーマの深さからどちらかというと思想面についてそれなりに掘り下げたものを自分向けに残しておきたいのでこれを書き記している。
ゆえに、完全に僕視点であり、僕の思考の流れの解説(この辺りはチームメンバーに強調しておきたい)がほとんどだ。そういった点を留意して読んでいただきたい。
成果物のものの紹介はまたYouTubeなどにプレゼンテーションの動画が公開されるだろうと思う。 なので、そういったプロダクトそのものの魅力を伝える向きの内容はもうちょっと待っていて欲しい。
シェアを楽しむ
発表されたテーマはこれ。 まさかこんなにざっくりしたテーマが来るとは想像もしていなかった。
僕自身の経験として、本質的にシェア行為を楽しんでいる人にあまり出会ったことがない。僕自身も、SNSのシェアは人になにかをさらけ出すというより完全にライフログの一環としてやっていて、どうせならもうGoogleとかにクロールされてディープラーニングのエサにでも進んでなった方がいいんじゃないかな?って思ってやっている。
では誰かにシェアをするという行為で何を満たしているのか?
割と大きなヒントがチームメンバーの言葉。
“「娘の写真を公開してLikeが付くと嬉しい」“
この言葉で一つ大きな突破口を見つけた。シェアとは、顕示欲を満たす為の1つのプロセスなのではないか?と。
顕示欲
人間って誰かに自分の良いと思っている事柄を伝えたいと思う生き物なのではないか?それは一種の生存本能であり、文明を切り開いてきた人類がそれであった最大の原動力であった可能性がある。
知を満たすという行為を嫌う人間は居ない。これは間違い無いです。どんなに勉強が嫌いと言っていても、自分が良いと思うことの知識吸収量は圧倒的に増える。
"シェアとは、相手に知識を与えるという生命体の生存本能そのものである"
知識は一種の遺伝子。自分の知を繋いでいくことは、生存戦略そのものなのだ。そしてその行為が「シェア」である、と。
じゃあ顕示欲はなぜ存在するのか
生存本能という点まで落とし込んだとして、この仮説で行くとシェアを楽しめていないと自認している人たちはそもそもにおいて「生存本能が欠落した人類」という事になってしまう。
もちろんそうかもしれないし、人類は知の側面からアポトーシスを起こしているのかも知れないがこの仮説はまた別の時に取っておくとして、今回は「相手に自分の知を与えたいという欲は本質的に持ち合わせている」という仮説をベースに進める事とした。
これは何かに似ている。そう、宗教だ。
宗教とは自分の信じるものが如何に素晴らしいかを、人に伝えていく事によって成立している。この行為そのものにモチベーションを感じているものとは、まさに宗教ではなかろうか?
と、そうなった時にそれを身近に置き換えたら、「アイドル」となったわけだ。アイドルは一種の偶像であり、その存在は完全にエンタテインメントであり、それらにはファン(信者)が付き、彼らは自ら信仰を示すことにおいてリソースを惜しまない。
この方式による承認欲求、顕示欲を埋める手法を、誰にでも受け入れらてる方法があれば、これはシェアを楽しむ方法になり得るのではないか。
Splatoonという前例
任天堂が最近出したSplatoonというゲームがある。
このゲームはただでさえ不調なWiiUにおいて異例なまでに売れているわけだが、このゲームを私はプロダクトデザインとして非常に評価しているとともに、その構造に非常に感銘を受けている。
すでに多くの場所で言及されていることだが、このゲームはTPSである。しかもオンラインの対戦前提である。
このゲームジャンルは素人お断りであり、音声通話は罵詈雑言が飛び交うとても恐ろしいジャンルと思われている。(そして大して間違っていない)
このゲームの素晴らしいところはハードコアゲーマー以外をこのジャンルに引っ張ってきたことだが、その特徴は2つに集約できると思う。
- 勝敗をボディカウントではなくそれ以外(塗り面積)としたこと。
- コミュニケーション手段を用意しなかったこと。
1点目はシンプル。直接の殴り合いや撃ち合いというものはつまるところ個人攻撃である。そこが面白さではあるが、心理的にも来るし、何よりゲームシステムとしては修練も必要となるため、素人がぷらりと参入しにくい。勝敗条件を変える事は、その障壁を下げうる。
2点目も興味深い。そもそもにおいて、SNSは恐ろしいところである。深追いすれば自分の知りたくない情報も知ってしまうところだ。だからこそSNSは匿名で行うことに対しての需要が一定数存在し続ける。
こう見てみると、SNS上の熱狂的なファンコミュニティなど、実際こういうハードなTPSな状態になってるところ、結構あるんじゃないか?とすら思ってくる。
Splatoonを前例としてみると、一定の匿名性と、匿名の集合体による緩やかな勝敗決定(効果の結果)が見えれば、人々が受け入れる上での障壁はかなり低くできる可能性がある。結局のところ、自由度に比例して人は攻撃力を持ってしまう。ここに一定のかつ平等の不自由を与える事で、結果自由と気軽さを演出する事ができるかもしれないわけだ。(このアプローチは予選作であるpolariumにも通ずる)
Kudol
サービスのデザイン
さあ、ここまでピースが揃ってきたので、kudolをサービスデザインを考えていく。 そう、ここで私たちが作ったものを今一度紹介する。私たちの作ったソフト名は「kudol(クードル)」で、一種の陣取り合戦ゲームである。
システムを順を追って説明する
・サービスとしては純粋な陣取り合戦である。 ・自分のアカウントには、崇拝する対象を1つ設定できる。 ・崇拝対象は不特定多数のアカウントで共有できる。 ・現在位置を中心に円形に陣を取っていく。 ・陣のサイズは、信心(これを心拍で判定する)の大きさで決まる ・陣の領域の情報を見ることができる。
いらないと思ったもの
・コミュニケーション手段 ・陣地のオーナー情報(誰がどこを取ったのか?など) ・陣地の大きさからの勝敗判定
思考
ここまでの通り、基本的には地図上に推しの色を塗っていくだけであり、勝敗判定すら入れないことで勝手に遊び方をかんがえてもらうツールとすることを考えていた。
例えば陣地をただひたすらに広げていくことを目的とする人もいれば、すでに塗られている陣地を奪っていくことにモチベーションを感じる人もいるだろう。あるいは軌跡で絵を描く人もいるかもしれない。
こうして考えてみると、思想はSplatoonであり、あるいはMinecraftである。そしてそのアウトプットは極めてingress的でもある。
位置情報という絶対的な情報、そしてバイタルという不確実な要素。この2つで、バーチャルな世界になんとなく意思を持って介在できるのは、コミュニケーションを限りなく絶った状態であってもなんとなくコミュニケーションを取っているように錯覚できるのではないかと予想している。
ただひたすら自分が好きなものを地図状にばらまく。人の坩堝は価値観のミキサー状態だろうし、田舎は一色かもしれない。
こうして信仰の分布を見ていくと、日本という国、ひいては世界も違うように見えてくるかもしれない。
kudolとは心拍を使う位置ゲームでという表現では正しくない。kudolは崇拝マップを作るツールそのものであり、血を持って争われる崇拝対象の違いをデジタルの世界で無血化し、結果多くの価値観を人々と分かち合う「シェアを楽しむソフトウェア」なのだ。
反省
やっていることはシンプルだし、作ったものもシンプルなはずだった。なによりPSSと説明した情熱検出システムは心拍検出そのものだったが、今回難しかったのは、これがどうテーマと結びつくかという点が伝わりにくかった点かもしれない。これは正直反省点としてある。
こういってしまうとなんだが、我がチームは前回作ったpolariumは非常に秀逸だったと思う。これは今回の戦いで初めて自覚した。テーマに対してストレートな解を返すということの難しさであり、それが成功した時の結果なのだ。
Kudolのサービス設計は何一つ間違っていないと思う。ただいちプレゼンターとしては、この見せ方と思想、そしてテーマの関連性を会期が終わった後ですらシンプルに表現できていないことが非常に悔しい。
プロダクトデザインとはむずかしい。 ファイナリストまで残ったことは非常に光栄だし、今後の自信であることは間違いない。とはいえ今回の無冠は今までの中で一番考えさせられるものだった。私は来年も許されるならSPAJAMに挑戦しようと思う。この面々での再戦かもしれないし、そうじゃないかもしれない。その時に再びファイナリストとして戦える、そう信じてもっと明快に説明できるだけの技量がを身に付けたい。
間違いなく成長できた5日間の戦いだった。
kudolもpolariumも、きっちりブラッシアップしていきたい。この2つは墓場入りさせるにはもったいないからね。もちろんその墓場をチームメンバーと作ろうとしているあたりが、ハッカソンらしさであり、面白さでもある。
ま、また仕上がったら普通にエンドユーザー向けの楽しい紹介書くよ。
でまあSPAJAM2015のファイナリストになったわけです。
私自身が仕事が手一杯になったこと、某社(これはまた後に)へのコミットメントを増やしたいという理由もあり新規の顧客開拓はもう停止している中、そのくせ妙な相談や打診があり朝晩土日問わず割とタスクが詰まっているこの最中。
ひっさびさに出来心で出てしまったわけです。
ハッカソンに。
そりゃまああんまり大きな声で言おうにも言えなかったんですが、結果が結果だったので言います。
そんなわけで本日7/4、私は埼玉の某所にて決戦に向かいます。
SPAJAM 東京-C予選
東京は非常にエントリー数が多かったらしく、我々は緊急追加の東京C予選にアサインされました。
TechCrunch同様にアイデアソンからの開始でしたが、チームについては事前申告のチームで進行します。
チームメンバーは同じくTC2014でのチームメイトのタップンこと小林くんと、その愉快な仲間たち。
お題は「デートに使える」App。
プレゼンテーションを整理した動画があるので、最初にご紹介をば。
Polariumに至るまで。
アイデアソンでの良質なアイデアもあったんですが、デートの諸問題(デートの行き先を決めたい、本音を言いたい、目を見て話せない、手をつなぎたい....etc)を解決するツール、という線で方向が決まっていきました。
実際のところ直接的なアイデアは割と直前にコロコロ変わり、「絶対使われる答えを決めれる桃鉄みたいなスゴロクゲー」などといったアイデアなども出ましたが、我々のアイデアは最終的にこのpolariumになりました。
改めて、polariumとはなんぞや?
ちょっとした本音を伝えるためのメッセンジャーが、実は臆病さを強調することになってるんだとしたら不幸ですよね。だってLINEで告白とかプロポーズとか、なんか違う気するし(世代って言われたら言い返せないけど)
別に下駄箱に置手紙でないとだめ、っていうわけじゃないけど、スマートフォン世代に向けたそういった甘酸っぱい方法が合ってもいいじゃない。それがpolarium。
相手に自分の顔動画に手書きメッセージを添えて送れる。(このアイデアのベースは、AppleWatchのDigitalTouchだったりします)そしてそれは即時性がなく送られる。この間1分。まるでポラロイドに映る写真を待つかのような時間ののち、相手からのメッセージが届きます。
ポイントは、メッセージは確実に2人同じ時間と空間を共有して描かれているという点。そして内容は一定時間後に表示される、という仕様なので、走り去るもよし、2人でお互いの本音が見えるのをどきどき待つもよし、その辺の使い方は2人に委ねてしまおうよ、と。
polariumという名前は、サイリウムで描かれたような光の軌跡と、ポラロイドのような待ち時間。この2つのモチーフからつけられています。
視点を変えるという事。
問題点と思っていない事も、捉え方によっては問題点。すごく極端な話をするなら、人間は腹が減る。これは肯定的にもとれるし、デメリットにもなる。スマートフォンは便利な反面、情報の洪水という一種の暴力を人に向けかねないデバイスです。情報過多な時代、それ故に人間関係が難しくなってるんじゃないかな、って僕は僕なりに思うわけなんです。人付き合い苦手なんでね。
便利なものは、不便にもなる。あえて不便になる。利口な人が、わざと愚か者を演じるように。
決勝のテーマはまだわかりませんが、次も、そういった視点を忘れないようにしたいですね。
ここ最近書いてなかったハッカソンの話。
書いてなかったのは、まとめてたり色々書いてたりこねくり回してる間に旬を逃してたり、っていう極めて残念な理由なんですが、ちょっと色々これから書きつらねる前に出たハッカソンについて簡単にでも触れておこうと思います。
TechCrunch Hackathon 2014
WebMusicハッカソンより前に実は参加を決めていたのがこれ。もともとkirinsan.orgでの参加の予定が、当日チームビルドするという方針だったため、音楽性の違いにて解散という体で松尾先生率いるkirinsan.org スーパー5(と僕は勝手に呼んでる)と、僕は僕で別チームにてデザイナにつくことになりました。
僕のいないkirinsan.orgは、MOVERIOでスカウターをつくっていて、顔認識で色々HUDに表示するもの。この辺りは氏のブログの方にて詳しく。EPSONの賞を獲得し、MOVERIOの実機を1台ゲッツしていました。羨ましい。
で、僕のいたチームは、過去の新聞記事やソーシャルから感情分析し、企業の「人格」を浮かび上がらせるWebApp。もともとは企業のネガポジ判断を元に投資判断する「儲かる」システムをスタートとしていたものの、実現性であったり見せ方であったりのいろんな視点から、「人格」を浮かび上がらせ、極めて適当な「買い!」とか「イケてる!」の判断を最後に表示するそんなサービスになりました。
このハッカソンで思い出深い点は
- アイデアソンによるアイデア出しからのお行儀のいいスタートを覚えれたこと。
- アイデアを起点としたチームビルディングをするというそれはそれで真っ当なチームビルドを経験できた点。
- いつもの2人での参加ではない、ちょっと違った開発体験ができたこと。(実際、これが翌年からの僕の仕事の在り方を大きく変えることになります)
- なんだかんだで無冠で終わらないのがkirinsan.orgクオリティ。音楽性の違いで解散しててもちゃんとどちらも得賞があったのは良かった。敗北を知りたい。
Open Hack Day 3
紆余曲折あり、再びアビーロードの前で再結成を誓ったkirinsan.orgの新たなる挑戦がこのOpenHackDay。規模としては相当大きく、過去に参加したハッカソンの中で最も多くのチームとの争いとなった本ハッカソン。テーマは自由。TCの時も思ったもものの、テーマ自由は想像以上に難しいものです。我々としても「テーマありき」を得意としてきた面がある故に少々頭を抱えます。
そこで我々が選んだテーマはこれ。
「人はうんこをする」
そう、なんの躊躇もなく、アイデア出しした中でこれを選ぶのがやはりkirinsan.orgクオリティなのである。
真面目なネタもそれなりにあったんですよね。thetaで空間上にアノテーション書けるWebAppとか。でも、深夜にプレミーティングなんてしてしまったkirinsan.orgは何の迷いもなく「やっぱうんこだよな」と、まあそうなるわけです。
しかし面白いもので、もうkirinsan.orgのデュオでのハッカソンはこれで3度目。始まってしまえばもうお互いが何をどうするかなんて特に話もせずに実装を始めます。今回の違いは、真面目にgitを使うようになったということ。元々非エンジニアである私の非常に大きな進歩です。
結果は初の無冠。非常に残念だったものの、IntelさんはEdisonボードくれたりしたので、個人的には満足。あと、Webベースだった割にネイティブだと勘違いしてる人が割といて、その点は割とフロントエンドエンジニアとしては嬉しかったりしました。
TCハッカソンの後、チームMocalのメンバーが開発参加していたWebサービスの開発にジョインすることとなり、齢30、芸歴約15年にして初めてWebサービスの開発に携わることになりました。何が起きるかわかりませんね。
去年の頭に参加したハッカソンからして「あ、もしかして俺こういう世界でやっていけるんじゃね?」という根拠のない自信をつけさせてくれるというのはハッカソンのいいところなんじゃないかな?と思います。
ここ最近kirinsan.org以外でも出るようになったものの、kirinsan.orgの方は別枠の面白さがあるので、やっぱりいつもの2人で次のハッカソンに出たいものです(既にアタリもつけています)。
で、なんで今更になってこんな振り返りを書いているのか? 続きは次のエントリーで。
CP+ 2015 私感
そもそも事前に殆ど情報は出てしまう訳なので、興味なければ行かないという選択もあったもののなんだかんだで観に行ってきました。
Sony
- αで出ると予想されるAPS-CのEマウントフラッグシップ機は事前情報通り無し。今年もNEX-7で耐え抜く事を求められるらしい。
- 新レンズはもれなくFE。どれも欲しいっちゃ欲しいけど、このなかで選ぶならどれか?となると、Distagon 35mm F1.4 と 28mm F2だろうか。24-240mmはあれば欲しいっちゃ欲しい
- FE 28mm F2のワイコン+魚眼は、ファインダー越しに判る程度には収差が出てた。とはいえそれなりに実用性はあると思う。問題は価格....
- 最大のサプライズはまさかのVAIOの展示があったことだろうか。しかもVAIO(株)の人も普通にSONYシャツ着てたし...いろいろ面白い話も聞けた。とりあえずサンプル機と同じUSキーボードで売ってくれるならマジで買うって言っておいた。
Panasonic
- 今年はほぼスルー。まあ別に目新しいモデルないしね...
Olympus
- 例のボディなしフォーサーズとE-M5 MarkIIが目玉。どちらも混みすぎててとても手に取れなかった。
- 衝撃だったのは、アクリルで作ったOlumpus Penに例のマウントだけカメラを埋めてたこと。普通にクール。
- 正直な所Sonyのレンズスタイルカメラとの差別化はイマイチ見えてこないものの、比較的レンズが選びやすいフォーサーズというのはまあ魅力。問題は価格か。
DJI
- 個人的に一番面白かったのはここ。去年以上にブースが凝ってた。
- ドローンで有名な同社だけど、驚きだったのがこれ。DJI Ronin。所謂モーター駆動な手持ちジンバル。これが40万以内で買えるとなれば、Steadicam + ジャケットよりかなりお買い得感ある。(なによりステディカムよりセッティング出しやすいだろうしね)
Lytro
- Illumの実機をじっくり触ったのは今回が初めて。
- アンケートに答えたら実機が貰えるかも!ってやってたので秒速で答えた。ライトフィールドカメラは作品作りにもだけど、計測機器としてもナイスだと思ってるので、そういう面も書いた。
NHK
- 8K液晶で8Kの紅白をデモしてた。
- 8Kならではのポイントとしては、背景のLEDアレイの粒子感だったりスパンコールの光沢だったりの繊細さが増してる感はある。
- とはいえそもそもSonyブースの超大型LEDモニタがたいがい綺麗なのに4Kだったことから、8Kの利点ってなんなのか?と問われればやっぱりうーん、ってなっちゃう感。実際の映像見れば衝撃なのかなーとか思ってただけに、このあたり少々残念。
- しかしこんなテスト撮影、そもそも8Kで撮るだけで大変なんだろうにちゃんと60pになってたのはスゴイね。民生機でもはやく実現してほしい。
まあ例年に比べてイマイチ盛り上がりに欠けるな...ってのが印象ですが、それなりに面白いものは見れた。とはいえ並んでまで見たいものはそんなになく、日曜日の最終日とはいえものの1時間少々で退出。今年の目玉はCanonだったんだろうけども、そもそもCanonは守備範囲外ですしね...
まあ来年に期待&ソニーの新レンズの価格をワクワク待つことにする。
0時過ぎに「ベイマックス」観てきた。
久々に映画観てきた。
Big Hero 6(邦題:ベイマックス)ね。
原作を読んだわけでないけど、いろいろ見る限りは骨の本当に一部を残して綺麗に作り直しちゃった感じですな。
サンフランソウキョウってなによ、とか思ってたけど、サンフランシスコに東京を加えたような感じで、まあなんとなく受け入れられちゃう感じ。まあありがちな、「おまえらアジアの文化を混同しすぎ」感はあるっちゃ有るけどそこはご愛敬。サンフランソウキョウの漢字表示としてさりげなく「奏京」という表記が出てきてたりするのは細かいなぁ、とかおもた。
キャラ名をタイトルにしたがるデゼニーの日本のローカライズチームのせいで、ベイマックスというタイトルにされてしまってる。まあ確かに重要なキャラではあるんだけど。「ドラえもん」の主人公が「のび太」みたいなもんかね。
すっげー不安になったのは、字幕版のエンディングもAIだったことよ。これ、作中の映像ももしかしてローカライズ後のだったりとかしないよな...?
このためにRendermanから新設計のレンダラに変えたという、ビニール感のある質感は確かに素晴らしかった。
まあ細かい文句とか言ってしまうものの、全体としては満足感の高い作品だった。ディズニーのチームがディズニー的に作ったマーベル作品、になってる。ちゃんと。
そしてまさかたぁ思ってたけど、マーベル作品らしくちゃっかりスタン・リーが出てくる。
そんな訳で深夜の映画鑑賞終了。寝る。
Apple Store Lucky Bag 2015 レポート
突入。 - Spherical Image - RICOH THETA
あー疲れた。 とりあえずレポしときますね.....
LuckyBag、それは宗教行事。
毎年鬱袋と言われてるけど、なんだかんだで金額ベースでは倍程度の価値を提供してくれる。それが、我らが愛する宗教法人Apple.Incである。
かれこれもう7年。うち最初の2年は買えず、その後今年含めて5年連続の購入となるけど、この行事が僕の中では良い感じのリズムになってて、毎年通勤鞄をLuckyBagの鞄に変える(さすがにトートの時はやめたけど)ようにしてる。
新しい鞄と、Appleなガジェット。これでまあちょっとばっかし自分にお年玉をプレゼントした気になると同時に、別に頼まれてもいない徹夜の行列という恐らく年中でもトップクラスにしんどい行事を先にこなしておくことでその年の仕事を前向きに取り組もう、とまあ、僕の中ではそういう行事になっているのです。縁起物ですね。
今回の行列
今回は表参道に並ぶと決めていたものの、例年と違い非常に情勢が読みにくく、
- Omotesandoの追加
- 昨年のGinza列のヒートアップっぷり(前日始発が既に交番前より後だった)
- 昨年のShibuyaの世紀末っぷり
以上からから、
- 表参道に人が流れてくる可能性(なにせ今回が初のLuckyBag)
- 渋谷組の流入
- 総数の分配
など非常に心配事が多い行列となりました。
我々は12/31という例年「それは人間捨ててる感じあるしやめとこ?」と言っていた言わば禁断の日と位置づけていたのですが、上記からそのタブーを捨て12/31の正午に現地集合と相成りました。
ええ、初の先頭集団入りです。
先頭から8人目になりました。
こんなに嬉しいことはない。
とはいえ、ざっと44時間という○チガイじみた待ち時間、禁止された椅子の使用、挙げ句の果てには余りに寒すぎて、モバイルバッテリーからの給電でまったく充電出来なくなったiPad、極めつけは突如発生した凄まじい突風で、列整理用のパイロンが激しく吹っ飛ばされるなど、想像もしていなかった困難が目白押し。
まあ幸い先頭集団の高校生組達をはじめとした一団と和気藹々と出来たこともあり、AppleStore前で信者的にアウトな映画である「JOBS」を観たりと、なんだかんだで楽しみながら過ごせました。
ちなみに僕はこんなのを作ってました。例年作ってるLuckyBagカウントダウンの今年版です。
中身
さて、お待ちかねの中身の紹介です。
iPod touch 16GB (RED)
ここ2年連続でnanoだったので、どうせnanoだとおもってたのですが、ちょっと奮発してtouchになってました。正月らしく赤色。
Mophie Powerstation 4000mAh
これもまた定番。2年前にも同じくpowerstationが入ってましたが、その時にはプリント無しの白。今回はAppleStore限定のグラフィックつき。ちなみにいい値段します。
AppleTV
実は家のもう1台のテレビに付けたいと思ってたので、丁度ほしかったのです。嬉しいですな。割と持たないとありがたみが判らないガジェットなので、是非とも試していただきたい。
Power beats2 wireless
これも予想通りのbeats。ただヘッドホンだと思ってたので、イヤホンだったのはちょっと意外。これは譲っちゃおうかなとおもってたんですが、何気に防水らしいので、お風呂イヤホンにしたいなーとちょっと思ってます。
iTunesカード(1000円)
金額はランダムらしいですが、今のところ1000円という報告しか聴けてないです。
Incase ICON Slim Pack Backpack
そしてこれが一番大事。鞄です。Incaseらしい構造ですが、今年のは両サイドにもポケットがあり非常にナイス。これはそのまま通勤鞄にします。
実のところ持ったときに物すごく軽く感じたので、「当たりか?!」と思ったんですが、全体的に軽くコンパクトなもので構成されていたというのが実際の所でした。
少々残念だったのが、恒例のTシャツが今回無かった事。円レートの影響ですかね...何気に毎度楽しみにしてるんですが。
まあ例年以上の長丁場で、いろいろ苦労はあったものの、今回はじめてハイタッチで迎えて貰える位置に付けたことから非常に楽しめました。これが次からのデフォになると考えると非常に辛いですが、今後もOmotesando(or Ginza?)に並ぶと思います。少なくとも僕は。
誰にでも勧めるものじゃ無いけど、何だかんだで楽しめますよ。 そんなわけで僕のお正月は終了です。明日から通常営業致しますー。