かしこくもなりたいし、女の子にもなりたかった。

とってもガーリーなゆるふわ愛され何でも屋を目指す、30代男性がお送りするファビュラスなブログ。

でまあSPAJAM2015のファイナリストになったわけです。

私自身が仕事が手一杯になったこと、某社(これはまた後に)へのコミットメントを増やしたいという理由もあり新規の顧客開拓はもう停止している中、そのくせ妙な相談や打診があり朝晩土日問わず割とタスクが詰まっているこの最中。

ひっさびさに出来心で出てしまったわけです。

ハッカソンに。

そりゃまああんまり大きな声で言おうにも言えなかったんですが、結果が結果だったので言います。

SPAJAMの本戦出場が確定してしまいました。

そんなわけで本日7/4、私は埼玉の某所にて決戦に向かいます。


SPAJAM 東京-C予選

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東京は非常にエントリー数が多かったらしく、我々は緊急追加の東京C予選にアサインされました。

TechCrunch同様にアイデアソンからの開始でしたが、チームについては事前申告のチームで進行します。

チームメンバーは同じくTC2014でのチームメイトのタップンこと小林くんと、その愉快な仲間たち。

お題は「デートに使える」App。

プレゼンテーションを整理した動画があるので、最初にご紹介をば。

ちなみにGoogle Playでダウンロードできます

Polariumに至るまで。

イデアソンでの良質なアイデアもあったんですが、デートの諸問題(デートの行き先を決めたい、本音を言いたい、目を見て話せない、手をつなぎたい....etc)を解決するツール、という線で方向が決まっていきました。

実際のところ直接的なアイデアは割と直前にコロコロ変わり、「絶対使われる答えを決めれる桃鉄みたいなスゴロクゲー」などといったアイデアなども出ましたが、我々のアイデアは最終的にこのpolariumになりました。

改めて、polariumとはなんぞや? 

ちょっとした本音を伝えるためのメッセンジャーが、実は臆病さを強調することになってるんだとしたら不幸ですよね。だってLINEで告白とかプロポーズとか、なんか違う気するし(世代って言われたら言い返せないけど)

別に下駄箱に置手紙でないとだめ、っていうわけじゃないけど、スマートフォン世代に向けたそういった甘酸っぱい方法が合ってもいいじゃない。それがpolarium。

相手に自分の顔動画に手書きメッセージを添えて送れる。(このアイデアのベースは、AppleWatchのDigitalTouchだったりします)そしてそれは即時性がなく送られる。この間1分。まるでポラロイドに映る写真を待つかのような時間ののち、相手からのメッセージが届きます。

ポイントは、メッセージは確実に2人同じ時間と空間を共有して描かれているという点。そして内容は一定時間後に表示される、という仕様なので、走り去るもよし、2人でお互いの本音が見えるのをどきどき待つもよし、その辺の使い方は2人に委ねてしまおうよ、と。

polariumという名前は、サイリウムで描かれたような光の軌跡と、ポラロイドのような待ち時間。この2つのモチーフからつけられています。


視点を変えるという事。

問題点と思っていない事も、捉え方によっては問題点。すごく極端な話をするなら、人間は腹が減る。これは肯定的にもとれるし、デメリットにもなる。スマートフォンは便利な反面、情報の洪水という一種の暴力を人に向けかねないデバイスです。情報過多な時代、それ故に人間関係が難しくなってるんじゃないかな、って僕は僕なりに思うわけなんです。人付き合い苦手なんでね。

便利なものは、不便にもなる。あえて不便になる。利口な人が、わざと愚か者を演じるように。

決勝のテーマはまだわかりませんが、次も、そういった視点を忘れないようにしたいですね。