GYOZA OHSHOに行ってきた。
先週の話だけど。
CBR600RRでロングツーリングに出れるか、自分自身の耐久性テストも兼ねて車で東京大阪間を1人で運転して往復してきた。 そのついでに同時者の希望もあって京都に降りたので、噂のあの王将に行ってきますた。
あの王将、それは京都にできたGYOZA OHSHOのことである。
なにがなんだかわからない?
じゃあこれをみてくれ。
な、これ。
これを見せられたら、普通こう思うはずなんよ。
「チクショウ、誰がこんなことを!!!!」
的な。
かくいう僕もプレスを見た時には
クソおしゃれになってる王将を見て、デモリションマンの中で未来で唯一生き残った飲食店として描かれているタコベルを思い出した。
— Yabu Kiyohide [ow;d] (@takustaqu) 2016年2月18日
とまあ、どうとも言い難い感想を持っておりまして。
とはいえよ。餃子の王将を愛する者としてはその新しい試みを体験せずにディスるわけには決して行かない。
近くに来た以上はちゃんと体験することにした。^1
OHSHOよ、俺はやってきたぞ。
烏丸の非常に立地のいい、至近距離にスターバックスが2店もあるシャレオツエリアにそれはあった。
やばい、このオシャレ感....中に訳ありっぽい人とか誰もいない!!
この辺りプレスリリース通りである。 厨房もチラ見したが、とても訳ありそうな人がいそうにない。フレッシュかつ清潔感溢れている。
通されたのは、周囲をぐるりと壁で囲まれた非常にムーディーなところ。
お手軽イタリアンとかフレンチとか言われても信じる店内である。
そしてこれ。あのアサヒビールのロゴタイプを使った王将表記グラスじゃない。ちょっとオシャレなグラスにビールが注がれている。 なんだ、このオシャレさんは一体何なのだ。
実食
まあいい。お手並み拝見である。
2人で頂くべく餃子セットを頼んでみた。 決して興味がなかったわけではないが、王将を名乗る以上はここを外しては全てが台無しなのである。
程なくやってきた。イーガーコーテー^2。
このオシャレっぷりだ。オシャレなサラダと芋の炒め物が非常に良い。 そしてチーズベースの専用タレが小皿に少々注がれて添えられている。
一口口に含んで僕は抱いていた偏見を一気に捨て去った。
その見慣れないタレをつけて口に含んだそれは、紛れもなく俺の中の餃子の定義である王将の餃子なのだ。
そして、それは付いてきたスープも同様だ。
知っているそれなのである。米の炊き方一つとっても王将なのだ。
偏見を捨てよう。そして東京にも作ってくれ。
付き添いにも非常に好評で、「デートにも普通にアリ」という評を受けた。 オシャレな店内で、王将のプライス感、そして安心の王将クオリティ。
イロモノに見えて、実はとんでも無くすげえ存在なのではないかと、体験して思った次第だ。
我々が愛する王将とは、微妙にくたびれた店内にベトベトの床、原色の激しいロゴのセットかもしれない。 でも、ここにきて改めて確かめることができた。俺は求める餃子を食うために王将に行っていたのだと。
全ての店舗がこれになるのは正直抵抗ある。とはいえ、都心の数店がこの業態だったら、普通に僕は行くと思う。 多分Macを開いて、読めもしない英字新聞を脇に置いて、イーガーコーテーをつつくことだろう。
王将の発祥の地、京都に現れたそれは、紛れもなく餃子の王将であった。