かしこくもなりたいし、女の子にもなりたかった。

とってもガーリーなゆるふわ愛され何でも屋を目指す、30代男性がお送りするファビュラスなブログ。

クランクシャフトにナット溶接する奴は、コロコロしても良い。

僕の足はJOGである。タマ数が多いことと2ストロークJOGはばらし慣れている事から、ちょっと古めの年式のJOGを3年ほど前に新たに買った。

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とはいえ殆ど大したトラブルは無く、自分でメカをばらすところまで至ることもなく至極普通の足として機能していた。それは良い事なのだが、そろそろヤレた外装やマシンをオーバーホールしたくなり、足回りの換装とミッションのオーバーホール、外装の交換を試みる事にしていた。

のだが。

足回りは定番のブレンボ化(昔のJOGには設定されていたのでそれを流用)、外装は社外品のカウルに全交換、駆動系はとりあえず新品のプーリー、ベルト、ローラーに交換。これがプラン。

で、外装はリフレッシュされて、最初の写真の通り。 灯火もLED化して今風にしつつも、リアボックス付という年相応のオッサン仕様。我ながら良い感じと思っていたもののここで問題が発生である。

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元々キックペダルが使えなかった。これは知ってた。ただこの症状って大体がキックペダルのギアを摩耗させたかギアを外してしまったかのどちらかなので、言うほど問題視してなかったのだが、分解時にいろいろ真相が発覚してしまう。

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うわぁぁぁぁぁぁぁぁ

多分これ1度手前のシーブが丸ごと外れたり派手に緩んだりしたんだろなぁ。で、それに引っ張られてキックギア用のクラウンがキックギア側にこんにちわしてガリガリっといってしまった、と。オマケにシーブの冷却用フィンはバッキバキに割れてミッションケース内でバラバラになってやがるし...

挙げ句2度とそういう悲劇を起こさないようにナットをご丁寧にクランクシャフトに溶接してくれている。まさに終末医療。知らずに3年乗っていた自分が恥ずかしくなるレベル。テンションがダダ下がったので、無傷なクラッチ側を取り外してそっとカバーを閉じた。

しかしこれやるって言う人聞いたことあるけど、マジでやるやつが居るとはおもわなんだ。これを本気で修理しようとすると、クランクシャフトをサンダーで切った後に腰下を分解し、新しいクランクシャフトを突っ込んでやらなくちゃならない。腰下の分解は特殊工具のオンパレードなのでバイク屋に任せる事になるし、正直クソ面倒くさいので新しいエンジンを買う事にした。

あぁあぁ、もうキックギアもツンツルテンだし...

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楽しいよ、原付。