かしこくもなりたいし、女の子にもなりたかった。

とってもガーリーなゆるふわ愛され何でも屋を目指す、30代男性がお送りするファビュラスなブログ。

MUSIC HACK DAY TOKYOに行ってきたよ。

風景
photo taken by Mashup awards

kirinsan.orgの5戦目のハッカソンに選んだのは、我々の初ハッカソンであったPHOTO HACK DAY Japanと同日開催であったMUSIC HACK DAY TOKYOの第2回大会。

音楽をテーマとしている我々kirinsan.org、今回はどうなることやら。


いつもと違うメンバー

今回のチームはkirinsan.orgであるものの、いつもと違うのは我らが神様であるヤヤネヒロコ聖下と、松尾(niu)先生の同僚であるジュン先生が加わった4人編成。kirinsan.org初の試みだけに、ドッキドキ。

企画会議

最初に決めたこと。

前日のプレパーティーを抜け出し、とりあえず神様以外の3人で飯を突きつつの会議。とりあえず一番最初に決めたことは一つ。

うんこネタはやらない。

これだけは絶対守ろうと。 Open hack day 3で痛い目見たんですよね。うんこネタで。滑ったんで...うんこだけに。

具体案

kirinsan.orgとしては初の無冠だったOpen hack day 3は何かと心の傷になっているので、僕個人としては割と今回はいつも以上に勝ちにこだわったものをつくりたいな、という思いはいつも以上に強かったです。 (Spasiboとして出たSPAJAMの決勝で無冠で終わった悔しさもまあ当然)

音楽系縛りでAPIパートナー陣もあるのでとりあえずは音楽か楽器か、でスタートすることに。

松尾先生は楽器がやりたげであったものの、そもそも我々以前音楽系ハッカソンでオタマトーンのMIDI化というモロな楽器ネタだったので、ここは音楽系でということで提供APIとの兼ね合いを考えつつ揉んでみた結果生まれたのが、今回の「人のプレイリストに割り込む」というアイデアです。


当日

とりあえず予想通り神様は遅刻(ここまで含めた上での神様なので、良いのです)、事前のAPI発表を聞きつつ、アイデアの概要を全員で共有していきます。

API発表と当日ブリーフィング

イデアを固めていくにあたって、githubwikiAPIの雑感だったりアイデアを書いていきました。 ちなみにこんな感じです。非常にざっくり。

そして肝心のindexにはこうあります。

## 基本的な流れ
### 聴く人

- 音楽を聴く
- 誰かに曲をインサートされる。
- ふぇぇぇ

### 聞かせる人

- 近くで使っている人を探す
- その人に曲をぶん投げる。
- 遠目に反応を見てニヤる。

このふぇぇの部分が神様的にはかなりツボだったようで、ことあるごとに神様がふぇぇと言っていたのが今回のある意味ハイライト。

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使用するAPI

作るネタがネタなので、音楽そのもののソースがやはり重要です。

とりあえずこれは使おうと。

ぶっちゃけ開発リソース的な問題からレコチョクの実装は危ぶまれていたのですが、割と1日目の早い段階であっさりと乗っていたので、このあたりはniu先生流石だなーと思った次第。

estimoteは最後にnemimi APIの応用例としてお見せしたかったのですが、残念ながらbeaconとbaconというダジャレツイートに使われたのみであえなく実装を断念。

 

ネーミング

いつもなるべく名前は早い段階でつけようと思っています。「〜〜〜〜のシステム」とか呼ぶのって愛着わかないので。その辺もあり早い段階で名前どうしようかと相談。

実は行きの電車の中でmimiという名前を思いつき、これ良いなーなんて思っていたのでこのあたりで披露してみたところ、「寝耳に水なんだし、ネミミじゃない?」という神様のお言葉があり、個人的には「字面的に綺麗にならねぇなぁ」とか思っていたのですが、なんだかんだでロゴを起こしてみたりしたらしっくりきたので、この名前をいただくこととなりました。


開発開始

分担は主にこんな感じ。

  • ジュン(田中)先生
    黙々とiOS版開発
  • niu先生 黙々とサーバーサイド開発
  • ワシ
    UIのデザインとWebベースでのプロトタイピング
  • ヤヤネヒロコ神
    神様

神様枠が今回のハイライト。


開発中の話

今回はかなり純粋にデザイナに徹していました。理由としては、今回はフロントエンドも完全にiOSネイティブで書かれた為で、Webベースによるホットモック作成までが僕の仕事となりました。

故にこの辺の話は割と今回語る分量が多く、nemimiのデザインの話は別エントリとしようと思います。(正直それがまとまらずこのタイミングでポストしてます)

今回から関わった田中さんは、結局ぶっ通し徹夜開発で大変申し訳ない感じ...正直InterfaceBuilderでUI部品並べたり云々はやっぱりスキルとして欲しいなと思いました。

今回も良いな、と思ったのはkirinsan.orgは開発中の分担で誰一人深刻な迷いを持たないことです。この辺ハッカソン慣れしてきたことも相当にありますが、とはいえ初期の頃の手の内を隠しながらお互いを笑わせにかかるような楽しむスタイルが若干薄れてきた感もあります。この辺りあのワルノリを今一度振り返していけたらより一層楽しめそうだなー。

とはいえ、相当悪目立ちしていたらしく、怪しい集団として捉えてもらえていたので良かったです。


結果

僕らはレコチョク賞でした。後に某メディアさんが独自に賞を選定し、その中でも選ばれています。防水スマートフォンスピーカーとおふろセットは、メンバー受けもよく、私も現在もお風呂でMacを開きつつ、そのスピーカーの奏でる音を背にこのエントリーを書いている次第です。


反省点

主に僕個人としては

  • 正直もっとリソースを有効に使えた
  • プレゼンテーションの時間配分を完全に見誤った

この2点が最大級の反省事項。今回、コンセプトと成果物共に最高と思っていただけに、悔しさが相当にあります。


最後に

レコチョク賞を持ち帰った我々kirinsan.orgに、後ほどSENSORSさんが近しい審査員陣の選ぶ一押しを紹介してくださいました。この中でnemimiも拾ってもらっています。

実のところ外部デバイスの利用を意図的に避けていた我々が一番縁遠いと思っていたきゅんくんが一押ししてくれていたのが正直驚きでした。

ただ今回のハッカソンの勝者が誰なのか?と聞かれたら、僕は間違いなくドラゲナイをやらかしたエドガーのええ動画だったと思います。 一瞬で心をつかむもの、ああいう作品はやはり誰が見ても悔しいと思う。

kirinsan.orgとしてはこれが5戦目、僕と松尾さんのkirinsan.orgとしてはこれが実はまだ4戦目。そろそろ本気で冠を持ち帰りたいよね。

kirinsan.orgの次はTechCrunch Hackathonが今の所確定。僕個人としてはMBSのHack On Airに行くつもり。戦ってきます。

また、前述の通りnemimiのデザイン設計は本エントリに書くつもりがあまりに長文化したため、また別エントリで掘り下げます。語ることが山ほどあります。

See ya.